松島聡 コ。展 

10/9(月・祝)に聡ちゃんの「コ。展」に行ってきました!

ko-exhibition.jp

Sexy Zone松島聡の個展「松島聡 コ。展」表参道ヒルズで、マネキンをモチーフにした作品等を展示 https://www.fashion-press.net/news/108861

個展「松島聡 コ。展」
期間:2023年9月27日(水)~10月15日(日)
※計17日間。10月4日(水)・10月10日(火)は休み。
開館時間:11:30~20:00 (時間指定入場制/最終入場19:00)
会場:表参道ヒルズ スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館B3F
チケット:2,200円※日時指定・完全予約制。
公式サイト:https://ko-exhibition.jp

 

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表参道ヒルズに近づくとハタハタとはためく聡ちゃん。


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中に入るとドドーーーンと吊り下げられるドデカ垂れ幕聡ちゃん。


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階段に置かれたデカモニターで動画がループ再生されている聡ちゃん。f:id:soS2sz:20231118175042j:image

ニュースやTwitter(現:X)、SGDでいっぱい見たフォトスポット

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…などなど入場する前から大興奮で「すげーすげー」「これはとんでもないことですよ」を繰り返しながら写真を撮って、いざ入場待機列へ。

スタッフさんにチケット画面を見せて受付対象時間であることを確認されると、黒い封筒の様なもの(裏面に黒封筒がプリントされていて三つ折りされている紙)を渡される。中を読むとなんと聡ちゃんからのお手紙!!!!「あなたへ」で始まる手紙を「わたしです~~😭」と思いながら読むと聡ちゃんのこれまでどう育ちどう感じて生きてきたか、どうやって作品を見てもらいたいか等が、きれいな筆跡でみっちり書かれていて、入場前からもうすでに感無量。

手紙を読みながら待っていると受付に。スマホをテーブルに置いてスタッフさんに免許書を提示。名前と顔写真を確認してもらい受付のスタンプを押してもらいました。(画録忘れなかった私偉い)

そしていよいよ入場。

黒の回廊風の作りになっていて壁に

僕の挑戦

自分なりの方法で

自分を好きになれる表現を

探していくコと。

が白字で書かれていて(改行位置違うかも)、ライトで照らされている。

角を曲がるごとに「「コ。」の肯定」や「何色にもなれる白となれない黒」といったメッセージが書かれていて期待がどんどん高められていき、「【心(“コ”コロ)の目】で感じて欲しい」という言葉を通りすぎると、

どーーーーーーん!!!ばーーーーーーーーん!!と

メインビジュアルの「光と影」が展示されていたんだけど、ここまでの構成?演出?がコンサートみたいというか、OPの映像で期待を高めて高めて高めで客電落として特効とともにメンバー登場、M1アルバム表題曲キターーーーーーみたいな感じですごくワクワクしながら展示ブースへ歩を進めて最初の作品に出会えたのでめちゃめちゃいい導線だなーと。

 

展示ブースは5つに分かれていました(今気づいた5つ!!!!!)。各作品についてその造形と聡ちゃんが書いてくれたキャプションの要約と自分の感想を。

まず1つめのブースから

 

「光と影」

造形)白と黒の頭部マネキンが背中(後頭部)合わせに設置。それぞれにシンメトリーを意識した装飾がなされている。みつあみのウィッグが首を絞めていた。マネキンの上からは白と黒の薔薇が混ざりあって吊り下げられており、下には敷き詰められている。

解説)物事を対極化(≒二項対立化ってことかな)させて考えがちだけど、善悪も場合によってはその逆もしかりなので、単純に対極化させるのはどうなのか?

感想)説明を読まずに見た第一印象が「葬式?」だったんですが、説明読んで再度見るとみつあみのウィッグが首絞めてたからあながち間違えでもないのかなと。
大きな善のみ悪のみの存在は首を絞められてなくなり、小さな善と悪のどっちもが共存している世界みたいなんを表現したかったのかなって。

 

「おはよう」

造形)ボサボサ髪のウィッグをかぶったマネキンに破ったり切ったりした新聞紙を装飾。

解説)朝起きてボサボサ髪のまま目にするニュースは暗い話題が多くで気分は上がらないけど、心に花が咲くようなニュースが増えたらいいな。

幸せを絡めとるという意味があるの統技法である網飾り(七夕飾りの様な切り方)をあしらったという注釈があり

感想)作品自体というより解説で網飾りを使った意味まで説明してくれたことにびっくりした。アートってそういうのを考えるな感じろだと思ってたから…丁寧…

 

「理想の強さ」

造形)ウィッグを固めて尖らせたものやデコルテあたりに角を立てた感じのトゲトゲした形でペイント?している。

解説)自立した人でもトゲが刺さったり内から生まれることがあると思う。そんな人に憧れる。

感想)誹謗中傷がついて回るお仕事だから大変だよね…トゲをトゲとして吐き出したり受け入れることができたらすごいよね。

 

「イコール」

造形)大小さまざまな安全ピンをつなげた帽子をかぶっているマネキンの周りをチェーンが取り囲んでいる

解説)人間関係に波風立たせたくないし笑って過ごしてほしいと思うけど、自分はどうなんだろう?

人を思う協調性や一歩下がる客観性は他人事みたいだけれど、他人を真ん中に置いて考えられる強さが本当の優しさなのかも。

繋ぎ止める鋭い思いやりを繋ぎ合わせる鋭い辛抱強さは同じ武器だと気づけたらもっと素直に笑えるよね。

感想)ぱっと見でもかっこよくていいなと思ったけど、解説読んでなるほどと思った作品。人と人とのつながりを安全ピンっていう金属で表現しようとするんだ!とか、安全ピンの針の部分が「鋭い思いやり」って言うのを表現しているのか!とか唸っちゃうし、そもそも聡ちゃんにとって鋭さがないと人を繋ぎ止められないって思ってるんだ、とか、でもそれが安ピンってことはせっかくつなげても外れちゃうこともあるよね…安ピンが強固になるとチェーンになるのか!?!?!とか、小さな一つ一つの繋がりが大きな帽子を形作っているんだねとか色々考えちゃった。

そもそも「思いやり」が「鋭い」って表現することあんまり聞かないなって思うので、聡ちゃんの独自の考え方なんだなって思うし、友達が言ってたけど、この作品を楽曲化して聡ちゃんに作詞して欲しい!!!

 

「箸にも棒にも」

造形)メモするの忘れた…顔に箸がくっついてたような

解説)メモするの忘れたって行ったら友達がメモをくれた。

ーー

箸にも棒にもかからないってナイと思う。

誰かの役に立たなくても、自分のためにはなるし、

少なくても個性を探す手助けにはなると思う。

そんな風に、自分を認めてあげてもいいんじゃな。

そのぐらいの気持ちで、

今日も美味しいご飯を食べて、頑張ります

ーー

感想)イコールの世界観にがっつり引きずれてしまっていたけど

「今日も美味しいご飯を食べて、頑張ります」のキャプションで我に帰ってこれた。

バランスゥ~~~~

 

「ウイルス」

造形)頭の上に黒と白の大小の丸い綿?羊毛フェルトみたいなもの?がひもで繋がっており、頭上にも浮かんでいる。

解説)言葉は目に見えないウイルスと同じように知らぬ間に伝染してくる。たったひとつの言葉がずっと残り続けて侵食してくる。

感想)ここでも日々良い言葉も厳しい言葉も浴びせられているのだろうな、と想像されるメッセージ。ウイルスがふわふわしたもので表現されているのは言葉=思考=💭みたいなことなのかな、って思ったり。

 

「いばらの道」

造形)今までは台座にマネキンが置かれていたが、ここは床に様々なマネキンが複数置かれており、その上に薄布が掛けられている

解説)成し遂げたいことがある時には覚悟が必要。どんな瞬間も栄養になるかららしさを言い訳にしないで相棒にして前に進もうと思った。覚悟と責任感を最後まで貫き通そうとしたひとの記憶。

感想)何かを「したい」と思った時にやっぱり覆いかぶさるものはあって、でもそのフィルター越しでも何かを伝えていきたいんだっていう覚悟なのかなと。

「傲慢さや過剰な自信は小さくまとめてポケットに入れておくべきなのかもしれない」っていうのも歌詞になりそうな言葉だったな。

 

「華花」

造形)マネキンを使用していない壁掛けの作品。四角いキャンバス?板?に立体を持たせた花の絵。左側は金、右側は銀のラメみたいなものが振られている。

解説)色も形も違うけどそれぞれみんな素敵だね

感想)人間をお花に例える聡ちゃん、美しく強すぎんか??

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ここで1つめの部屋が終わり、次へ

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「深淵からこんにちは」

造形)黒い壁に白の▢がある。壁の上から毛糸が垂れ下がっていて床までのびている
解説)暗く深い穴から抜け出せないと思った時どうしたらここから這い上がれるのだろう。

感想)病みの闇だ!!外から見ているだけでもしんどいであろうことが沢山あったので、実際のところはもっともっと大変な思いをしてきたんだろうな、と勝手に思っているんだけど、STAGEコンのオーラスで号泣したあの時から人前で感情を発露することが増えてきたしネガティブな気持ちもストレートに表現できるのもよいことだ。

 

「オペ」

造形)マネキンに色々な単語が書かれていて白いリボンが頭についている。斜めに目隠しされていてパールが巻きつけられている。周りにのひもみたいなもの。

解説)僕の後ろにはたくさんの足跡があって、いろんな形の足跡があると振り返るのも悪くない。タイムトラベルして足跡は消せないけどリボンをつけて新しい形にできる。

感想)これはあの地上の楽園そマパラのグッズ、聡マリポーチの進化版じゃないか!!!が第一印象。キャプションから察するに記された単語は聡ちゃんの過去の思考や感情なんだろうなって思うんだけど、そうなってくると「fate→talent」の尊さよ…。

深淵からこんにちわの次にこれを見ると過去の自分の肯定できたのかなって思えるね。

 

「夢占い」

造形)夢に出てきたという銀色のヘビに巻き付かれた女性のマネキンを写真に収めたもの(立体物は展示時の維持が難しかった為)

解説)不気味だけと美しいゆめ。夢占いでは良いことも悪いこともあったけど良いことだけ信じればいいかなって

感想)この造形が本当に細かくて繊細で美しかった~~~。ここで聡ちゃんは「気にしない」強さを手に入れたんだね。

 

「だれ?」

造形)ビシューがあしらわれた仮面舞踏会ののマスクをマネキンがかぶっている。マネキンの周りも色々な角度でカットされたガラスが張り巡らされており、見る角度の光の入り方で色味も変わる。さらにガラスケースにマスクを別展示されている。

解説)仮面のままでも仮面を外した自分も認めたい

感想)いわゆる分人を認めるやつなんだけど、それを光の入り方で表現するってのに唸っちゃう。どんな自分もキラキラしているのか…すごい。

 

「未来」

造形)ひらひら布が巻き付かれていて風が吹いている。布には様々な吉祥文様がデザインされている。流水文様は厄落としで魔除け、青海波文様は平和への願いが込められている。

解説)社会いう空は今日も大荒れ、暴風雨が視界をせばめ遠くで蠢く雷鳴に足がすくむけど頑張る。

感想)吉祥文様のテキスタイルがかわいい!ここのブースは照明がめちゃめちゃ明るくて、結構風が強く吹いているにも関わらず、必ず明るい未来を創るんだっていう意志というか決意が感じられた!

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ここで2つめの部屋が終わり、次へ。

次のブースは入場制限がある為

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始める前に終わりのことはわからない
幾度となく続くであろう挑戦を。ともにEnjoyしよう!
眩しい光を浴びて

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という文言の元でしばし待ち、スタッフさんの誘導に従って移動

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「シャレコウベ」

造形)たくさんのマネキンの顔と周りの壁ににブラックライト?でペインティング。5~6人くらいが入場すると一度締め切り、音楽とともにブラックライトのフラッシュ?点いたり消えたりするライトに合わせて浮かび上がる。

感想)ここはライトがピカピカ光った瞬間しかペイント観れないし、その割にマネキンの数も多いし、壁にも細かいイラストが描かれているのに1回しか観られないから目が足りない!

マネキンに描かれたペイントはやはり仮面舞踏会のマスクのように目元に彩りを与えられていたものだったかな~?

でも点滅する光の中に浮かび上がる演出はとても刺激的だったし、この情報量の多さにも何かの意図があるのかも?配信で再度観られることを期待。

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次のブースへ

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「Draw your Life」

造形)顔に筆をつけて頭の上に絵の具のパレット。デコルテにDraw your Lifeの文字

解説)人生はアート。自分らしく表現しよう。LIFE  IS BEAUTIFUL

感想)聡ちゃんのLIFEがBEAUTIFULでよかった!!!!!デカデカと極太ゴシックで描かれた「LIFE  IS BEAUTIFUL」の安心感たるや。他人が言う「らしさ」も自分が思う「らしさ」も全部まるめて放り投げてやりたいことを自由にやったれーーーーーやりたいことやったもん勝ちだぞーーーー

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次のブースに行く途中にお手紙ポストあり

当日感想を追記しようと思ってたけど、閉館時間も迫っていたので断念。

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「LUCAS」

造形)このブースはカラフルに作られている。作業部屋の様な場所に色とりどりの薔薇を頭に付したマネキン。ウィッグが緑とオレンジなんですが!!!!!なんですよ!!!!!

解説)いつも優しい光を照らしてくれるあなたを思い浮かべたら、LUCAS(リュカ)が誕生しました。この25年間で出逢った「ヒト」「コトバ」「ヒト」…それらは全て、僕にとっての支えであり宝です。 それはこれからも。 心からありがとう。

感想)このブースのみ写真撮影可。閉館時間が迫っているし写真撮影したいし列になっているしであまりゆっくり見れなかったのだけど、見終わった後に友人から最後のマネキン緑とオレンジだったよね!?とかモノクロの世界を「光に照らしてくれる人」によって色を得たとか…!といった話をしつつ、マリがそちゃんに対して「僕にとっての大切な光」と言っている画像を送りつけられたりしつつして興奮しながら帰路につきました。f:id:soS2sz:20231118191808j:image

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会場限定のアロマディフューザーが展示されている通路を通って物販ゾーンへ。

周りの壁にも作品や聡ちゃんのビジュアルが飾られている。

グッズを購入し、出口に向かうと聡ちゃんと来場してくれたタレントさんたちのメッセージ&サインが書かれているボードを見ておしまい!

わたしが行った日のサイン
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全体的には、作品にもキャプションにも聡ちゃんの思いやりや優しさ、柔らかさを感じられて

ネガティブな感情もすべて包み込んで抱きしめてくれるような聡ちゃんの懐の広さや包容力が感じられました。

さらに空間をどう演出するかっていうところに対してのこだわりとか工夫がとても感じられて、アーティスティックな部分とエンターテイナーな部分の両方に触れられてとても贅沢な空間だったな〜

あとやっぱり聡ちゃんの言葉の使い方が本当に本当に素敵で、難しい単語を使わず、狙ったような語り口でもないのにあまり耳なじみのないような言葉を紡いているし、またそれがわかるようなわからないような感覚の言葉だったりするので、作詞したらよさそうなんだけどな。やりたい気持ちないかな〜どうかな~なんて思いつつ。

自分が思う“らしさ”に囚われず、自由に楽しく人生を描いていきたいと思います!